Glanz in Düsseldorf

2013年から2年間デュッセルドルフで過ごした生活を記録しました

Porzellanmalerei, ポーセリンペインティング

9月からマイセンの絵付けを習っています。お友達にマイセンの絵付け師の先生を紹介してもらいました。日本でも個展を開かれていた事がある有名な先生で先生の作品は高額だそうです。日本での受講料も高額だそうですが、ドイツでは半額以下で受講できます。
1708年にヨーロッパで白色磁器の製造を始めたのがドイツの東ザクセン地方に属するマイセン。それまでは、中国を初めとする東アジアでしかカオリン(この土に含まれている成分が磁器を白くし薄く強く仕上げる)が使われていなかったのですが、このザクセンで発見されて以来、ヨーロッパの磁器文化を花開かせました。現在でも昔の手法をそのままに全て手書きで装飾されています。

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1本の筆で描きます。下絵は先生が鉛筆でスラスラと描いてくれるので安心です。イチゴの絵柄をリクエストして描いてもらいました。なかなかイチゴが上手く描けなくて何度も練習して仕上げました。粒は楊枝でつけていきます。葉っぱを描いて1回目は終了です。一度窯で焼いてから2回目になります。

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濃淡をつけるのがとても難しいです。特殊な顔料なので焼きあがるとまた違った色になるそうです。2回目はさらに上塗りしていきます。先生が描くと立体的になるのに私が描くと全然立体になりません。先生に直してもらいながらやっと完成です。

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