Glanz in Düsseldorf

2013年から2年間デュッセルドルフで過ごした生活を記録しました

大勢の難民受け入れ

家のすぐ近くに難民受け入れ施設が建設されています。ドイツの人は難民の受け入れを積極的に考えています。英語のクラスで一緒になったドイツ人の人達も「生まれた場所が違っただけ。困っている人は助けたい」と言われていました。駅や電車でも沢山の人達をみかけます。ドイツの難民受け入れ体制・姿勢が世界で賞賛を浴びています。難民を受け入れてはいるものの、難民受け入れ施設が放火されたりしています。この分だと、受け入れられた難民に、その後危害が加えられるということも十分考えられます。
ドイツが難民を受け入れる、助ける、ということは勿論とても素晴らしいことで反対の余地などありません。心配なのは、物事なんでもすべて程度があるように、それが本当に実力に見合っているかどうかです。特に気になるのが受け入れる人数です。45万人とも言われていますし、金曜日の朝のラジオでも、避難民をたくさん乗せた列車が毎日ドイツにやってきて、ドルトムンドとデュッセルドルフだけで毎日500人づつ受け入れていくそうです。
犯罪率はさておき、経済的な支援を住民が行うとします。住人の数に対して何%ほどの難民を受け入れることができるでしょうか。住民100人に対してひとりでしょうか?それとも1.000人に対して?10.000人?100.000人?難民ひとりの生活費が月に1.000ユーロかかるとします。それを10人で支えれば、住民ひとりが月に100ユーロ支援することになります。かなり反対者が多く出そうです。

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