Norway in a nutshell
ベルゲン観光を思いっきり堪能した翌日、フィヨルド観光へ。一番の人気を誇るソグネフィヨルドは海岸線から深く入り込んだ入江の全長は204km。周囲には標高1,700mを超える山々が連なり、最深部の水深が1,308mにも及ぶ世界最大スケールのフィヨルド。山岳鉄道やフェリーを乗り継いでの変化に富んだ旅が楽しめます。
ベルゲン駅から列車でスタートします。駅では「Myrdal(ミュールダ-ル)行き」の車両に乗ります。約70分で Voss(ヴォス)に到着。駅のすぐ手前からでているバスへ直行しました。フィヨルド観光客の乗り継ぎ駅となっているので、目的地までのバスは4-5台いました。
フェリー港のグドヴァンゲンまでのバスでの約70分の旅路では途中で美しい景色を何度もみることができます。運転手さんが英語で見所をアナウンス。乗客が写真撮影に夢中になる風景では、窓から撮影できるように数秒間停車してくれることもあります。後半からは道路がくねくねと曲がる険しい坂道になりますが、港とフィヨルドを見渡すことのできるスタルハイム渓谷や山々から落ちる滝の美しい風景に、多くの旅行者が感動してカメラのシャッターを切っていました。
ソグネフィヨルド観光の最大の目玉ルートとなるのがグドヴァンゲンからフロムまでの約2時間30分の旅路。自由席となるので、早めに乗車して席取りしなければいけません。座れなかった人も結構いたので気の毒でした。移動できないくらいの人で満員でした。進行方向どちら側に座ってもフィヨルドの景色を眺めることができます。フェリー内にはカフェテリアやトイレもあり、 英語だけではなく日本語でも観光者向けの船内アナウンスがあります。
フェリーでのソグネフィヨルド観光を楽しんだ後は、フェリーは静かにフロム村の港へとたどり着きます。
美しい小さなフロム村からは、ノルウェー国鉄の最高傑作と讃えられる山岳鉄道、「フロム鉄道」に乗り換えます。わずか20kmの路線を約60分で走るこの短い旅路では、息を呑むほど美しい山々と滝の風景が目をみはるほどの観光資源となっています。
途中、ショースの滝で列車が5分間一時停止します。乗客は降りて滝を見学しますが、すごい水しぶきでした。
フロム鉄道の旅の後はミュールダール駅に到着。ここで、約50分の待ち時間があり、オスロ行きの列車(指定席)に乗り換え。周辺には観光スポットはないので、列車がくるまでは駅内のカフェテリアで休憩したり、山々の風景を楽しみます。オスロ行きのこの列車は、ヨーロッパ屈指の形勝ルートとして人気のある「ベルゲン急行」のルートを辿ります。雪解け水、大きな湖、山々の氷河の美しい風景を楽しむことができます。ここからはオスロまで約5時間かかります。子ども達はキッズスペースで遊ぶ事ができました。
朝にベルゲンを出発し、深夜11時に列車はオスロ中央駅に到着しました。ソグネフィヨルド絶景観光はこれでおしまい。翌日のオスロ観光のために、ゆっくりと休息です。